ラウンジとスナック・ガールズバーなどの違いは？どこでバイトするのが良い？

ナイトワークには、ラウンジやスナック、キャバクラ、クラブ、ガールズバーなどさまざまな業態がありますが、明確な違いがわからないという人も多いと思います。本記事では、それぞれのお店の違いと、どのような人にどの業態が向いているかについて解説します。
 

そもそもラウンジってどんなところ？

ラウンジとは、女性と会話やお酒を楽しむことができるお店のことを言います。

明確な定義があるわけではないため、エリアやお店ごとにシステムは異なりますが、一般的な料金形態はお席代でフリータイムで楽しめます。

お客様1人に対して複数の女性キャストが付いたり、逆に複数のお客様に1人の女性キャストがつく場合がある点もラウンジの大きな特徴です。

また、ラウンジの場合、女性キャストは大抵ドレスではなく私服を着ているため、キャバクラなどと比べると堅苦しい雰囲気がなく自然体でかつみんなで盛り上がれるイメージが強いお店です。

そもそもスナックってどんなところ？

スナックとは、軽食を出してもらえるバーのことで、女性キャストと一緒に会話やカラオケを楽しむことができるお店です。

ラウンジと同様にお席代が発生し、フリータイムで楽しめます。

スナックの場合、お店にはママがいてカウンター越しの接客が基本です。大抵はソファー席もありますが、女性キャストが隣に座ることはありません。

他のナイトワークとの大きな違いは、接待ではなくあくまでも飲食店の延長であるという点です。女性目当てではなく、お酒を楽しみに来店するお客様が多いのが特徴です。

ラウンジとスナックの違いとは？

ラウンジとスナックの違いを簡潔に説明すると、以下の通りです。

《ラウンジ》
高級感のある店内で、容姿レベルの高い女性たちと話しながらお酒を飲む場所

《スナック》
アットホームな雰囲気の店内で、ママとカウンター越しに話しながらお酒を飲む場所

その他の具体的な違いについても、詳しく解説します。

営業時間

ラウンジの営業時間は20:00〜翌日1:00、スナックは19:00〜0:00とほとんど違いはありません。

客層

ラウンジのメインの客層は、ハイクラス層です。エリアは、六本木や西麻布などの都心に集中しています。そのため、お店の周辺で働いている人が多く来店します。

一方スナックの客層は、一般的なサラリーマンがメインで、ラウンジに比べると年齢層が高めです。遠方から来るお客様は少なく、お店周辺に住んでいる人がほとんどです。

客単価

ラウンジの客単価が7,000円〜であるのに対して、スナックは3,000円〜とかなりリーズナブルです。

ラウンジ・スナック共に、お店によってはセット料金がある場合もありますが、基本的にはチャージ制の料金設定です。

ラウンジはお席代が高めに設定されていることに加えて、気に入った女性を指名できる指名制度があるため、客単価がスナックの2倍以上になります。

◆ラウンジの料金体系

お席代5,000〜10,000円＋ドリンクまたはボトル代
※時間制限はなく、基本的には閉店までいることができる

<その他>
氷・割材代、女性キャストのドリンク代、フード代、カラオケ料金、指名料、同伴料

◆スナックの料金体系

お席代1,000〜2,000円＋ドリンクまたはボトル代
※時間制限はなく、基本的には閉店までいることができる

<その他>
女性キャストのドリンク代、フード代、カラオケ料金

給料（時給）

時給相場は、スナックで2,000円前後、ラウンジで3,000円前後です。

スナックの給料は基本的に時給のみで、プラスアルファのインセンティブはほとんどありません。

一方ラウンジの場合は、そもそも時給の金額が人によって違います。未経験で入店した場合、容姿レベルに応じて時給が決まります。

また、インセンティブの金額も大きいため、同じ時間だけ働いても人によって給料にかなりの差があります。

キャストのレベル

ラウンジで働く女性は、容姿レベルが高いのが特徴です。特に会員制ラウンジの場合、その他のナイトワークに比べて採用基準が高く、なかなか受からないと言われています。

一方スナックで働く女性の場合、容姿はそれほど重要ではありません。年配者と仲良くなれる会話スキルやお酒の強さ、カラオケでデュエットができるかなどが重要視されます。

業務内容

スナックの主な業務内容は、複数組のお客様と会話をしながらお酒を作ったり、おつまみや軽食を出すことです。灰皿交換や氷・割材の補充なども同時に行います。

接客以外にも、店内の掃除や簡単な料理、買い出しなども業務内容に含まれます。

一方ラウンジでは、お客様との会話がメインの業務内容です。1人または1組複数人のお客様と一緒にお酒を飲みながら会話を楽しみます。スナックのように複数組を同時に接客することはありません。

お酒作りや灰皿交換、氷・割材の補充などは、黒服と呼ばれるスタッフが行います。掃除や買い出しなども全て黒服の仕事です。

1：1の接客ではなくみんなでお客様を盛り上げるスタンスはスナックと同じですが、ラウンジには指名制度があるため稼ぎたい場合には営業活動が必要です。

同伴やアフターに関しても強制はされませんが、人気のラウンジ嬢は積極的に行っています。

ラウンジとキャバクラ・ガールズバー・クラブなど他のナイトワークとの比較

ラウンジと各種ナイトワークの特徴の違いは、以下の通りです。

ラウンジ？スナック？バイトするならどこが良い？

本章では、次の6つのケースでそれぞれどのナイトワークが適しているかを解説します。

自分に合ったナイトワークがわからないという人は、ぜひ参考にしてください。

とにかく稼ぎたい

とにかく稼ぎたいという人には、クラブかキャバクラの高級店がおすすめです。売上のプレッシャーが大きい分、稼げる金額も大きくなります。

クラブの場合は、ママや他のキャストと協力し合って売上を作ることになるため、協調性が求められます。

一人で頑張りたいタイプなら、キャバクラを選ぶと良いでしょう。

稼ぎたいけど、ノルマや罰金は嫌だ

稼ぎたいけどノルマや罰金は嫌という人は、ラウンジかキャバクラの大衆店がおすすめです。

容姿に自信がある人は、会員制ラウンジが向いているでしょう。ノルマや罰金がないためストレスなく働けて、さらに高給与が期待できます。

本業の仕事や学業優先で働きたい

本業や学業優先で働きたい人には、ラウンジかガールズバーがおすすめです。比較的自由なシフトで週1〜2回の頻度で働くことができます。

容姿に自信がある場合は、会員制ラウンジを検討してみてください。自由シフトのお店がほとんどなので、空いた時間にだけ出勤して無理なく稼ぐことができます。

私服で気軽に働きたい

私服で働きたい人には、ラウンジ、スナック、ガールズバーがおすすめです。

これらのナイトワークではドレスの着用やヘアメイクが必要ないため、昼職や学校帰りでもほとんど準備をすることなくそのままお店に出ることが可能です。

ただ、お店によっては制服指定のラウンジなどもあるので、事前に調べてみるのが良いでしょう。

人と話すのが得意ではない

人と話すのが得意ではない人には、スナックがおすすめです。スナックでは、1人のお客様に長時間付きっきりになることはありません。

スタッフ皆んなでお客様をもてなすことができ、ママのフォローもあるため、他のナイトワークに比べると難易度は低めです。

遅めの時間から働きたい

昼職の終わる時間が遅いなどの理由で遅めの時間から働きたい人には、ガールズバーがおすすめです。

ガールズバーは朝まで営業しているお店が多く、22:00以降の出勤が可能な場合があります。